プリンセス・マーテイさん:10周年記念シンポジウムをまとめ上げた実行委員長
創立10周年記念シンポジウムの実行委員長を務め、長崎訪問では私たちを温かく迎え、研究室では子どもの病気の原因となるウイルスを研究しています。プリンセス・マーテイさんを紹介します。
執筆:GSU-Japan

2026年8月8日、GSU-Japanは創立10周年記念シンポジウムで10年の歩みを祝いました。その中心にいたのが、実行委員長を務めたプリンセス・マーテイさんです。日本各地の学生、教育関係者、そして連合を支える仲間たちをまとめ、年間で最も大きな一日を形にしました。
プリンセスさんについて
プリンセスさんは長崎大学の博士課程で学ぶガーナ人留学生で、グローバルヘルスと医学を専門としてきました。研究の原動力は、公衆衛生への情熱と子どもたちへの深い愛情です。人々の健康を改善し、暮らしに本当の変化をもたらす研究を目指しています。
GSU-Japanとの出会いは、多くの仲間と同じく、日本にいるガーナ人学生のつながりを通してでした。やがて彼女は一会員にとどまらず、コミュニティを支える中心的な存在になりました。
10周年記念シンポジウムの実行委員長として
これほどの規模のシンポジウムは、自然にできあがるものではありません。プリンセスさんは実行委員長として何か月にもわたる準備を率い、チームとともに力を尽くして、アイデアをプログラムに、会場に、そして会員やゲストの記憶に残る一日へと変えていきました。創立10周年を祝うこの日の成功は、彼女のリーダーシップによるところが大きいものです。
長崎で私たちを迎えて
プリンセスさんは、GSU-Japanによる長崎の会員訪問も企画しました。到着したチームを、アイシェトゥ・ムウィニマ・スマベさんと一緒に手作りのワチェ(豆と米のガーナ料理)で迎えてくれました。故郷を遠く離れたガーナ人にとって、これ以上ない歓迎です。
子どもたちを守る研究
研究室でプリンセスさんが取り組んでいるのは、RSウイルス(RSV)の研究です。RSウイルスは乳幼児の呼吸器の病気の主な原因の一つで、毎年多くの赤ちゃんが入院しています。
乳幼児の中には、モノクローナル抗体という、体がウイルスを防ぐのを助ける薬でRSウイルスから守られている子どもたちがいます。しかし、ウイルスは時間とともに変化します。プリンセスさんの研究は、RSウイルスの変異株の遺伝的多様性に注目し、その中に抗体による防御をすり抜けるものがあるかどうかを調べています。その成果は、守りを必要とする子どもたちのために、この防御を有効に保つ手がかりになります。
これから
プリンセスさんは、生物医学の研究と産業の分野でキャリアを築き、科学の知識を社会、特に子どもたちのための実用的な解決策へとつなげたいと考えています。研究と並行して、ガーナ人コミュニティを支え続け、ガーナと日本のつながりを強めていきたいと願っています。
プリンセスさん、10周年の実行委員長として、長崎へ私たちを迎えてくれたことに、そしてコミュニティへのたくさんの貢献に、心から感謝します。Medaase(ありがとう)!



